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~a thin line between junks and masterpieces~

2015年6月11日木曜日

Carnaby Street カーナビーストリート



60年代、若者のスタイル発信地だったカーナビーストリートを舞台にした絵本

Carnaby Street  Malcom English(絵)  Tom Salter(文)

               M&J Hobbs 1970




既成の枠にとらわれない若者のエネルギーがイギリスのファッションやカルチャー等、あらゆる分野で
花開いたスウィンギング60's。その舞台となったカーナビーストリートをクール&ホットに描く
大人の為の絵本。当時の人気店Gearのオーナーとして、そのムーブメントを見続けてきた
トム ソルター氏は、単に当時のスタイルを表現するのでなく、国民性を皮肉るブラックユーモアや
風刺も交えて構成していてなかなか興味深いのです。それに加え、マルカム イングランド氏が
描くモッズやサイケやヒッピー、パンクなど様々なスタイルで沸く当時の若者像イラストレーションで
的確に表現しているので英語が苦手でも、その世界を十分堪能出来ます。





週末,特に土曜日のカーナビストリートは世界中からやってくる若者、ツーリスト達だらけだったとさ、






当時から今も現存する店は少ないけれど、人気のパブ ”the grapes”は確か、まだあった様な気がするな、



当時のタバコ屋さんは50年後のイギリスの殆どの公共の屋内では禁煙化されているとは想像ついたかな?




マリー・クワントやヴィダル・サスーン、そしてツイッギー等、
今も語り継がれる様々なファッションアイコンも登場しました。






現在のカーナビーストリートといえば、こ洒落たファッション系の店が並ぶものの、
当時程の強い個性が無いのが残念かな、、でも この本を眺めるだけで
50年前のスウィンギング・ロンドンのシーンにタイムスリップ出来ます。