若い頃から絵の才能はあったものの、戦争や結婚の影響で、絵を描く事から遠ざかっていた
ヘレンおばあちゃん(Hellen Bradley、1900-1979)は
7人いる孫に、自分が過ごしたエドワード朝 時代の幼少期の生活を伝える為に
65歳から再び絵筆をとり始め、数冊の絵本シリーズを出版しました。
どことなくグランマモーゼスの描く世界にも共通するのは
自身のの記憶をもとに、
当時の生活、イベント、風景の中に身近な人々を忠実に
描いているからでしょうか。
'Miss Carter Came with Us"(Jonathan Cape 1973)
Hellen Bradley

生まれ育ったイギリス北西部ランカシャーを舞台に
登場人物は、家族、親族,近所の人々達。
大家族で囲む食事のシーンやおめかしをして出かける旅行の風景など
素朴だけど、まるで映画のワンシーンの様に詩的でロマンチック、
眺めるだけでホッコリしてきます
”The Queen Who Came to Tea"(Jonathan Cape 1978)
邦題は”お茶においでになった女王様”