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~a thin line between junks and masterpieces~

2017年8月23日水曜日

GOD HELP THE GIRL

ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール (2015)

グラスゴー出身の人気バンド、ベル&セバスチャンのフロントマン, 
スチュアート・マードックが自らの同名アルバムをベースに、
脚本、音楽、そして監督も手がけて作った初映画。
それゆえ、彼の独特のセンスや感性が
色濃く画面から滲み出ていて、繰り返し見ても飽きない。
ちょっとミシェル ゴンドリーの世界観にも通じるような
手つくり感溢れる独特の雰囲気が好きです。



輸入盤DVDをアマゾンで購入したら、
ジャケットデザインがモンタージュ風。
巷にはカラフルでポップなイメージが
出回っているのに、何故に?




ボートトリップや、緑あふれる公園など、グラスゴーのどこにでもある
短い夏の日常風景とポップなサウンドをバックに、
20代の若者たちの夢やほろ苦い恋心を描いてます。

なんといっても、目玉はイヴ役のエミリー・ブラウニングの
可愛らしさとそのファッション、そして
”女優が劇中で歌っている” 的範疇を超えた歌声ではないでしょうか? 

ダークヘアのおかっぱ頭にキュッと上がったアイラインはゴダール映画のミューズ、
アンナ カリーナを彷彿させる表情。
子役出身の彼女、ちょっと前まで小さい女の子だったのに、
その成長ぶりにビックリ!




映画のビデオクリップの時に着ている黄色の
ワンピースが可愛いすぎる!
youtubeで劇中のクリップが沢山みれます








イギリスの古着屋さん、チャリティーショップや
カーブーツセールが懐かしくなってくる、、







ジェームス役 はイギリスのバンド years&years のオリー君。
エミリー同様、歌も演技も達者でホレボレ。



パサついた心に効く一本として、オススメの映画です。