Henry Hare, Painter and Decorator
(Brown Burrows Books Series1951)
(絵)Patricia W Turner
(文)Dorothy Clewes
急に寒くなったので慌てて衣替え、
プラス部屋の大掃除をしました。
メインは本の整理。本棚を増やし、並べていくと
大きな絵本の陰に埋もれていた
小さな パトリシア ターナーさんの絵本を数冊、発見!
イギリスの蚤の市で一冊見つけて以来、
その温かなタッチに魅了されました。
大自然の中に暮らす小動物の姿を描いた絵本といえば、
ベアトリクス ポターの
ピーターラビットのシリーズなどが思い浮かびますが、
それらとは違い、あまり知られることもない
ターナーさんの絵本、、
ピーターラビットのシリーズなどが思い浮かびますが、
それらとは違い、あまり知られることもない
ターナーさんの絵本、、
初めて手にしたターナーさんの絵本は
Henry Hare, Painter and Decorator。
森の仲間と平和に暮らすヘンリーが、
森の仲間と平和に暮らすヘンリーが、
ズル賢い赤キツネのせいで
ピンチにさらされながらも
危機を乗り越えていく、、というシンプルなお話。
動物の擬人化ぶりや
細部まで丁寧な描写にうっとりします。
細部まで丁寧な描写にうっとりします。
食べ物がなく、落ち込んでいる赤キツネ。
殺伐とした部屋の中でも、オシャレなスカーフ巻いてる
伊達男ぶりを見せてます。
伊達男ぶりを見せてます。
何気ない暮らしぶりで各キャラクターの性格を
ビジュアルで物語るセンスは秀逸。
ビジュアルで物語るセンスは秀逸。
こちらは「野うさぎのヘンリーの地震」というタイトル。
地震のない英国で、なぜだか大きな揺れが発生。
のちに、赤キツネの仕業とわかります。
Henry Hare's Earthquake
(Brown Burrows Books)
1950
この野ねずみの仕草がたまらない。
タイトルの Henry Hare, Painter and Decoratorから察すると
野うさぎのヘンリー君はインテリア装飾の職人さん。
この可愛い部屋は、ヘンリー君による
デコレーションなのかもしれません。
その他の野うさぎのヘンリーのシリーズは
Henry Hare's Boxing Match、
Henry Hare and the Kidnapping of Selina
Squirrel(共にBrown Burrows Books Series)
全部で五冊あります。
野うさぎのヘンリー君以外のシリーズも
全部で五冊あります。
野うさぎのヘンリー君以外のシリーズも
古本屋で見つけました。
Tim Thinks of Something
(作)Ella Monckton(Warne)1964
こちらは野ネズミのテイムの生活を描いた絵本。
雪で覆われた真冬の森を手製のソリで
横断する野ネズミの兄弟の話。
こちらもシリーズとして、数冊出版されています。
横断する野ネズミの兄弟の話。
こちらもシリーズとして、数冊出版されています。
ちょっと変わり種の絵本を一つ。
本を拡げると6つのシーンが現れる仕組みになった
立体カルーセル本と呼ばれる絵本。
立体カルーセル本と呼ばれる絵本。
Goldilocks and Three Bears” ”三匹のクマ”
(Folding Books ltd1960)
(絵)Patricia W Turner
各場面、奥行きを感じる凝った構造になっていて、
お芝居を観てるような気分が楽しめ、
お芝居を観てるような気分が楽しめ、
オブジェとして眺めても心が和みます。