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~a thin line between junks and masterpieces~

2015年12月13日日曜日

BESSの家


ログハウスで知られるBESSの家。
自然派、アウトドア派には絶大なる支持を得ているそうで、、

この秋にBESSさんからイラストレーションの仕事を頂き、
代官山にあるその展示場の見学に出かけました。

ここが代官山?っていうくらい緑豊かで広々した敷地内に
5つの趣向異なるお宅が建ってます。
例えば、、


”G-LOGの家”



”あきつログハウス”






これは”ワンダーデバイス”の家の中。

よじ登れる壁一面には
ディスプレイしながらの収納!
私ならカバーの素敵な絵本を
飾りまくりたいな〜と
妄想がどんどん膨れ上がります







木製ドーム型の”BESSドーム”





内観は明るくとても開放的、、
置いてあるグッズやインテリアも
センス良くってさすが!


どの家もツボにハマりまくり
見学後は私もすっかり
余生をこんな家で暮らしたい!という密かな
野望がわき出しました。








さて、季節は移り、今は本格的な冬。
先日仕上がった印刷物がうちに届きました。




表面のデザイン





裏面のデザイン




描いたイラストレーションはスペース内に
レイアウトされているので一部拡大すると








敷地内にはアルパカに乗るこども




 

家の中で遊べるのですよ、


子供じゃなくたってエキサイトしてきます





外国の消防士ってこんな感じで出動開始だよな〜






冬は薪を自ら割って暖まる、
そんなフロンティア精神にも惹かれます









真剣に家購入を考えてる人も
そうでない人も、自由に見て,遊べて,体感できるので
ピクニック気分で出かけるのにピッタリ

車なくても、場所は代官山駅徒歩8分くらい、


斜め前には世界中の本が読み尽くせるTSUTAYAもあるし、
オシャレな店が軒を連ねる楽しいエリア。
楽しい休日になること間違い無し!

又、日本各地にもBESS の展示場はあるそうです。



BESS スクエア
〒153-0042
東京都目黒区青葉台1-4-5
10AM~6PM
水曜・木曜日
(祝日は営業)

2015年11月26日木曜日

Sparkling Eye Bookースパークリング アイブック



Sparkling Eye Book---
My Eye Not only Move But Also Light Up At
 The Night
(絵)Rie Reinderhoff
Sandle Brothers Ltd(1950年代に出版)


動くだけでなく、暗闇で怪しい光を放つギョロ目の本”という長いタイトルを持つ
一風変わったこの絵本の中には有名な7つの童話が各見開きページで納められています。
左ページには絵と文でストーリーを展開させ、右ページには主人公たちのギョロ目のアップ。






〜シンデレラのページ〜





 ヘンゼルとグレーテル






〜親指トム

その他、赤ずきん、眠れる森の美女,白雪姫,長靴をはいたネコの合計7つのおとぎ話が楽しめます。




子供達にとっては、少し不気味な雰囲気に加え,暗闇に浮き上がるギョロ目付きの
この絵本は、買って欲しいアイテムだったかどうかは???

きっとこの絵本が出版された60年前は現代の様に売れ筋やらマーケティングに
振り回される事も無く,作り手が純粋に自らを喜ばす絵本作りに
専念していた貴重な時代だったのかもしれない。
だからこそ、昔の絵本は”見た者の心を鷲掴みにする魔力”を
いまだに放っているのかも。


2015年10月8日木曜日

ストーク クッキング レシピ シリーズ(Stork Cooking Recipt )


ストーク社のマーガリンを使ったレシピを紹介する為、
50年代から70年にかけて作られたミニミニ料理本
1920年代にフランスからイギリスに上陸したマーガリン。当時からバターと比較すると
価格が低く、あっという間に世界中のお茶の間に広まり現在に至ってます。
最近はトランス脂肪酸など健康を害する問題も指摘され、すっかり悪役扱いの
マーガリン。バターに移行する人も多いのでは?



この薄いノベルティーの料理本のシリーズはStork社のマーガリンを
普及させる為50-60年代に作られたもの。店頭で無料配布していたのでしょうか?
イギリスの物持ちの良い人々がフリーマーケット等で叩き売っている所にたまに遭遇し、
その度に買い集めていました。







社名のStorkにちなんでイメージキャラクターのコウノトリさんが
様々なお料理にチャレンジ!
イギリスの高度成長期には赤ちゃん運んでくる
あたたかい家庭のシンボルとして
こちらのコウノトリさんはお茶の間の人気者だったのでしょう。



色あせないデザインやイラストの可愛らしい表紙にグッとハートをわし掴みされます。






ダイカットを使って奥行き感を出したり、写真とイラストレーションの
合成を試みたりと、ノベルティーの傑作本。
近年のものに無い贅沢で工夫に満ちた仕上がりです






内容としては、加工食品がもてはやされていた70年代流行のレシピ満載で
今ではあまり参考にはならないけれど
食べ物の移り変わりを伺わさせる写真で懐かしさいっぱい。


無料のノベルティーものといえばゴミ箱直行が殆どだけど
こちらは一生眺めていたい宝物。




2015年8月28日金曜日

minä perhonenの”ホホホの住む森”



minä perhonenの”ホホホの住む森”展を
小雨降る中、新橋のクリエーションギャラリーG8で見てきました。

通常捨てられてしまう小さな端切れを活用して
うまれた展示物のあれこれ




ミナ ペルホネンの端切れを使って出来上がった人形
可愛い〜







アップリケ付けるだけで印象度アップのバック






捨てられてしまう小さな端切れが勿体ないという
発想からうまれた定番のミニバックとエッグバック









こども達のワークショップで誕生した
”ホホホの住む森”の住人達が展示されてます

”木” ではなく ”ホ” で埋め尽くされた森
ここでは笑い声が絶えないんだろうな







パッチワークフリークには たまらない








ゲットした端切れのパック。
これでミニミニ人形を作る予定





一番奥のスペースではミナ ペルホネンの素敵なポスターや
宝物になりそうなDM等の印刷物も並べてあります。


暑かった夏もそろそろ終わり。
手芸欲が刺激され これからは手作りに励みたい!



住所: 〒104-8001 東京都中央区銀座 8-4-17 リクルート GINZA8 

9/4  2015迄

2015年8月16日日曜日

老眼めがね博物館

視力の良さだけは自信があったけど
ここ最近、手元の小さな文字が見えにくい。視力は未だ1.5、
遥か遠くのものは くっきり見えるというのに 近くのものが見えないとは不思議です。

この現象はいわゆる老眼、、という訳で
幾つか眼鏡屋さんで作ってもらいましたが、かけ慣れていないせいか
すぐに無くしてしまいます。特に気に入ったものは、、


そんな訳で老眼めがね博物館をのぞきにいってきました。
池袋駅から徒歩7〜8分の所にある博物館という名のめがね専門の激安ショップです




建物の外装はひたすら眼鏡で埋め尽くされてます。
強風で吹っ飛ばされないだろうか、、台風の日とか心配。








店内の壁も天井もひたすら眼鏡で覆われています



変装用にいいかも、、





ちょっと迷って決めた三点(一つはサングラス)で
お値段は合計700円以下!




これなら無くしても壊しても もう泣かない
 

アドレス: 〒171-0022 東京都豊島区南池袋3丁目16−9









2015年7月26日日曜日

a street cat named Bob



『ボブという名のストリートキャット』
ジェームスボーエン(著)
服部京子(訳)
辰巳出版


ネコ切れ生活が続く中、近所の図書館で見つけた本の表紙をみてビックリ!

まだボブが有名になる前の5~6年前,ロンドンのエンジェル駅前にて 
雑誌『ビッグ  イシュー」を販売する男性の足下にゆったり寛ぐネコ一匹。
犬連れの販売員はよく見かけるけどネコ連れってかなり稀。
人や車でごった返す駅前で名コンビぶりを発揮する彼らの姿を写真に
撮らせてもらった覚えがあります。
あれから風の噂でボブが有名になったとはうっすら知っていたけど
日本語版の書籍が出ていたとは、、、

通常、ネコって自分の決めたテリトリー内にいる事を好み、
犬の様に場所から場所への移動って苦手だと思っていたけれど
ボブには並外れた適応性があるのか、飼い主のジェームスさんの肩にひょいと乗り
居心地よさげにしているのが印象的でした。
本の内容は様々なトラブルに見廻れ,希望無くし、ホームレス生活をしていた
ジェームスさんが 一匹の迷い猫に出会ってからの心模様や生活の変化を
リアルに表現したノンフィクション。

中でも興味深いのはボブとジェームスさんの出会い。
彼の暮らすアパートの前に突如現れ,
何度か無視されても、ドアの前で健気に待ち続けるボブの様子は、
まるで神様から派遣されてやってきましたと言わんばかりの態度。
いつの間にか,隣り合うジクソーパズルの破片さながら、
お互いの傷を補うかの様に寄り添って暮らし始め、物事が少しずつ好転していく
現代のおとぎ話の様な本当の話。




現在、ネコを飼っていないネコ好きにとっては、せめて
本や映画などでヴァーチャルなネコ達と ふれあいたいもの。





ネコの出てくる、名画と言えば70年代の『ハリーとトント』。
ニューヨークに住む頑固なおじいさんが飼い猫トントと一緒に
旅に出るロードムービーです。

長年,部屋に貼ってた『ハリーとトント』のポスター





最近のネコの出てくる大好き映画は「Inside Llewyn Davis 」
『インサイド・ルーウィン・デイヴィス ー名もなき男の歌』





コーエン兄弟監督の60年代のちょっと不運なシンガーソングライターの1週間を描いた悲喜劇。
主人公ルーウィンは特にネコ好きという訳でなく
しぶしぶネコと行動を共にするっていう設定も『ハリーとトント』とは対照的。
劇中の歌も当時のフォークやカントリーの雰囲気がよく出ていて、寒々しい映像の中、しみてきます。
中でも一番の見所は映画の後半、車中に置き去りにされる直前に見せるネコのせつなすぎる表情
コーエン兄弟の演出の賜物か、はたまたネコが見せた名演技なのか、、

これらのネコ作品に出てくるのは偶然か、3匹とも、マーマレード色したジンジャーキャットでした。



ああ,早くネコと暮らしたい,,



youtubeから
『インサイド・ルーウィン・デイヴィス ー名もなき男の歌』





2015年6月11日木曜日

Carnaby Street カーナビーストリート



60年代、若者のスタイル発信地だったカーナビーストリートを舞台にした絵本

Carnaby Street  Malcom English(絵)  Tom Salter(文)

               M&J Hobbs 1970




既成の枠にとらわれない若者のエネルギーがイギリスのファッションやカルチャー等、あらゆる分野で
花開いたスウィンギング60's。その舞台となったカーナビーストリートをクール&ホットに描く
大人の為の絵本。当時の人気店Gearのオーナーとして、そのムーブメントを見続けてきた
トム ソルター氏は、単に当時のスタイルを表現するのでなく、国民性を皮肉るブラックユーモアや
風刺も交えて構成していてなかなか興味深いのです。それに加え、マルカム イングランド氏が
描くモッズやサイケやヒッピー、パンクなど様々なスタイルで沸く当時の若者像イラストレーションで
的確に表現しているので英語が苦手でも、その世界を十分堪能出来ます。





週末,特に土曜日のカーナビストリートは世界中からやってくる若者、ツーリスト達だらけだったとさ、






当時から今も現存する店は少ないけれど、人気のパブ ”the grapes”は確か、まだあった様な気がするな、



当時のタバコ屋さんは50年後のイギリスの殆どの公共の屋内では禁煙化されているとは想像ついたかな?




マリー・クワントやヴィダル・サスーン、そしてツイッギー等、
今も語り継がれる様々なファッションアイコンも登場しました。






現在のカーナビーストリートといえば、こ洒落たファッション系の店が並ぶものの、
当時程の強い個性が無いのが残念かな、、でも この本を眺めるだけで
50年前のスウィンギング・ロンドンのシーンにタイムスリップ出来ます。

2015年5月11日月曜日

illustration file 2015








玄光社イラストレーションファイル2015



上巻に作品掲載して頂きました。
上下巻あわせて941人ものイラストレーターが!


誰か見てくれるかな?







2015年4月6日月曜日

Begin Againー はじまりのうた




Adam Levine“Lost Stars"を聴いて以来、すっかりはまってしまい、
ならば本編の映画を観なくては,,,と新宿の映画館で
”はじまりのうた”を遅ればせながら観てきました。
ストーリーも分かりやすく、活気みなぎるニューヨークへバーチャルトリップ!
見終わったあと、理屈無く元気になれる素敵な映画でした、ハイ。


女優であるKeira Nightleyがシンガーソングライター役に,
Maroon 5 のAdamが俳優業に挑戦している設定もユニーク。
しかも2人とも自然体でさらりと演じきっているのも見所かも。


殆どスッピン、かつカジュアルな格好のKeiraが
自転車で走り回るニューヨークの街並も 
音楽の相乗効果もあいまって、より生き生きしたものに見えてきます。
そういえばニューヨークは96年に行ったのが最後、、
この曲聴いて、せめてヴァーチャルトリップを楽しもうっと、、




同監督による
"Once--ダブリンの街角で”(2007)
こちらもストリートミュージシャンのお話でした




詩的な映像と素晴らしい楽曲が
散りばめられた名作でした
懐かしい、、





https://www.youtube.com/watch?v=vyT-oGDnMqE

Adamのしょっぱい歌声と共に、映画のダイジェストがyoutubeでいつでも楽しめます。

2015年3月23日月曜日

ロンドンのスケッチから

piccadilly line © etsuko omura





その昔、Houlslow heathlowというヒースロー空港にほど近い駅周辺に
約7年住んでいました。インド系の人が多く住むエリアだったっけ。 
ラッシュアワーの地下鉄は空港利用者や通勤の人々で
東京の地下鉄と同じくらいの混雑。
おまけに電車が止まったり、予定通り来なかったりは、
しょっちゅう。

それに比べるといつも時間とおりに走っている
日本のメトロは優秀です。




a sketch of Brixton Market © etsuko omura



その後、ロンドン南東エリア、Brixtonに引っ越し。
アフリカ系の人が多く暮らす場所で野外のマーケットや
屋台が並ぶエスニックな雰囲気。そこを散歩しながら
珍しい食材やローカルの人々のカラフルなファッションを
見るのが大好きで思わずスケッチしたくなる衝動に
駆られたものです。

brixton villegeにはユニークなオーガニック
カフェや食堂がいっぱいあるし、遊びにいきたいよ