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~a thin line between junks and masterpieces~

2014年1月30日木曜日

”不思議な国のアリス”




その誕生から約150年経っても色あせる事無く
世界中で支持される”不思議の国のアリス”

絵本もいろんなバージョンで出版され続け
数えきれない程の沢山のアリスが誕生していますが
私のお気に入りはこの絵本



  • 絵:Morits KennelPhaidon1975)
  • 作: Lewis Carroll









本文140ページ、70の見開きページの半分のスペースにイラストが
配置されていて、まるで画集の様に見応えがあります






お茶会のシーン

裁判のシーン

6070年代をメインにアメリカを始め,ヨーロッパでも多くの絵本を手掛けた
Kennelさんリズミカルで楽し気なイラストレーションは
ロンドンのセシルコートの古本屋のウインドウで目立っていました。




こちらはポップアップブック



絵:J.Pavlin(Brown Watson1973



パブリンによる立体絵本は、チェコの優れた3Dブックで定評あるArita社の絵本を
英国で出版したもの。他にもいろんなおとぎ話の
立体絵本があり、イギリスのブックフェアやたまに
チャリティーショップ等でも見つかります
切り込みから生まれる単純で素朴なポップアップの仕掛け





アリスと言えばジョン テニエルの絵、
こちらは テニエルの絵を使ったポップアップブック


パンチ誌で、活躍するジョン テニエルの描くイラストレーションを気に入り、
キャロル自身がテニエルにアリスの絵本の挿絵を希望したと言われてます。


Jenny Thorne&John Tenniel
Macmillan Publishers 社(1980年







忘れてはいけないのは
ルイスキャロル自身の描いたアリスの絵の素晴らしさ




キャロルの手によって作られた絵本”地下の国のアリスの冒険”から〜

物語のモデルになった20歳年下のアリス リデルにクリスマスプレゼントとして贈る為
一年半かけて作ったと言われています


話を作り,挿絵も描き、レイアウトデザインもこなす、まさにブックアートの最高傑作!















2014年1月8日水曜日

年始年末の銀座




HAPPY NEW YEAR!

東京で年越し&年明け迎えるのは19年ぶり!

なのでブラブラ街歩きにあけくれました。
何せ、20数年ぶりに訪れるところばかりでその変化に思わず
ため息が出るばかり、浦島太郎そのもの、、




特に銀座界隈にはマリアージュフレールも出来ていて
ここ一角だけパリみたいです
他にも巨大なユニクロやら無印良品もあるし 何かと便利。
銀座には沢山のギャラリーがあるのも嬉しい限り

ギンザ・グラフィック・ギャラリー で開催していたエキゼビジョン
トマシェフスキ展 世界を震わす詩学
に立ち寄れました。


最終日だったけど込み合う事無くじっくり鑑賞出来ました



ポーランド人アーティスト、ヘンリク・トマシェフスキ(1914-2005年)の
ポスター100点以上に加えドローイングもたっぷり展示。
以下のイメージはそこで購入した図録
トマシェフスキ展 世界を震わす詩学>から












映画”翼のない男たち--Men without wings”のポスター



そういえば、近年の映画ポスターといえば圧倒的にスターの写真を
使ったモノが多いけど少し昔は手描きのデザインが多いんですよね