19世紀から20世紀にかけてのヴィクトリア時代(1837-1901)の街並と生活をリアルに
再現した屋外ミュージアム
産業革命を起こし大英帝国として、その存在を世界的に認めさせ
たイギリスの黄金期、ヴィクトリア時代。
アートや工芸品好きだったヴィクトリア女王の趣味が反映されたかの様に
あらゆる分野で良質のモノやデザインを生み出しました。
例えば上流階級の人々の為のフォーマルなドレスも素敵ですが、
労働者階級の人々が着ていたシンプルな衣服ー素朴なワンピース、
シャツ、ジャケット、ベスト等は今見てもベーシックで
飽きのこないものばかり。現在でもオシャレなスタイルとして通用しそう。
それ以外にも当時の建築物や生活道具など、まさに骨董品そのもの!
新しい物には決してない風格とクオリティーの高さにホレボレします。
そもそもヴィクトリア時代の生活に興味惹かれたのは、
イギリスのBBC2で放映されていた"ヴィクトリアン ファーマシー"という
(Victorian pharmacy)番組をみてから。
”Victorian pharmacy”
Jane Eastone
Palilion社出版
単に薬を売るだけでなく,植物や動物、昆虫等を使ったワイルドな方法で治療も
していたという当時の薬局の役割を紹介するユニークなもの。
その内容もさることながら、番組に出てくる人のファッションや
クラシックな薬局の店構え、そこに並ぶ日用品や道具の美しさに目が釘付けになったから。
”Victorian pharmacy”から
ブリスツヒル博物館がこの番組の撮影現場ときけば、足を運ばずにはいられない。
それで日本帰国直前に出かけてみたのです。
場所はウエールズとの境に位置するShrewsbury---シュルーズベリー-.
中世の建物が並ぶ美しくのどかな町から更にバスで1時間、、
ちょっと不便な場所にあるのが玉にきずですが、
何とか,到着。予想を超えた内容の充実さにすっかり興奮!
広い敷地には、靴屋、肉屋、パブ、雑貨屋、銀行、キャンドル工場,小学校等、リアルに再現し、
中にはヴィクトリア時代から抜け出してきたかの様な売り子さんが接客してくれるます。
実際にかまどで焼かれたパンが買えたり、キャンドル制作の工程を見たりと、
ハイテクな現代の生活とはかけ離れたヴィクトリア時代の暮らしぶりから
沢山の貴重な体験が出来ること、まちがい無し!
”Victorian pharmacy”から
蒸気を使ったメリーゴーランドを始め、簡易遊園地も設置されています。
なんて可愛らしいベットカヴァー!
ユニークな所は単なる展示だけでなくスタッフの人は
ヴィクトリア時代の人そのものを演じきってるところ。
コテージ風民家を再現。
実際に調理し観光客の前で食事しているマイペースなお方
ドレスメーカーの店
薬局
見学の子供も目を輝かせてました。
すぐ側にある
世界初の鉄橋世界遺産として登録されている
この鉄で出来た橋The Iron Bridge(アイアンブリッジ)は、
ここからほど近い場所にあります。
シュルーズベリーにくる機会があるなら
是非お勧めの場所です。
住所:Legges Way, Madeley, Telford, Shropshire TF7 5DU, United Kingdom
http://www.ironbridge.org.uk/our-attractions/blists-hill-victorian-town/
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