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~a thin line between junks and masterpieces~

2013年3月25日月曜日

The U.K & London 



Charity Shops / チャリティーショップ


チャリティーショップとは一般の人々から集められた寄贈品、不用品を販売し、
その売り上げを各チャリティーの財団の収益にする為のショップです。

こちらはBritish Heart Foundationのロゴ






こちらはThe Salvation Armyのロゴです

イギリスのチャリティショップと言えば, オックスファム、
ブリティッシュ ハート ファンデーション,
レッドクロス等、
挙げていけばキリがない程の慈善事業財団があります。


ちょっとレトロで可愛いモノを気軽に見つけたい人にお勧めなのが、
英国全土のアチコチにあるチャリティーショップ。
様々な慈善事業の資金作りが目的で運営されるお店では衣類から
生活雑貨、子供用品、書籍やCD,DVDと
何でも揃っています。通常の店ではお目にかかれない商品が、
バーゲン価格以下のプライスで並んでいて、
運が良ければ思いがけないアイテムに出会う可能性もあり!
ロンドンは勿論各地の住宅街のハイストリートで
一般のお店に混じってひっそりと営業しているので、
機会があれば是非覗いて欲しいスポットです。



チャリティーショップは、少ない予算の中で掘り出し物を
探すにはもってこいの場所で、可愛いらしいヴィンテージ絵本や
珍しい雑貨が紛れている事もあります。 
物を大切にするご年配のお客さんを中心に,
はたまた古着テイストや手作り派の間でも
根強い支持を常に得ていましたが、
ここ数年のイギリスの景気不振に加えて、
環境を配慮したリサイクルにも一役買うので、
再脚光を浴びている感じがします。
一見地味な店が多いので素通りしてしまいそう、
各チャリティー財団の名前が店の看板になっているので、
それを目印にしましょう
最近はチャリティーショップの品揃えも細分化されつつあり,
書籍や家電、家具、子供用品、ブランド品等、商品のターゲットを
絞ったチャリティーショップの
専門店も増え始めています。有名骨董市やマーケットには
可愛くてコレクタブルな雑貨や絵本が数多く並びますが、
予算的に手が届かず涙をのむ事もしばしば。
そこにいくとチャリティーショップに置かれる商品は殆ど
お手頃プライスなので迷わず購入出来ます。






しかもここ数年、それ迄の地味なチャリティショップのイメージを
覆す様なオシャレな店舗も現れ始めていて、
若い客層へのアピールにも積極的。不要物が処理できて
その上、格安で素敵なものが手に入り、
自分の払ったお金が誰かの為に有効に使われるなんて
まさに一石三鳥!日本へのチャリティショップ上陸の日が
本当に待ち遠しい。










2013年3月24日日曜日

パリ旅行記ー2012年



ユーロスターで行くロンドン~パリ


ドーバー海峡を通過してイギリスとフランス間を結ぶ最高時速300キロで走る高速列車ユーロスター
の運営が始まって早20年、当初ロンドンの発着駅だったウォータールー駅から、現在は規模を拡大し、
セントパンクラス駅に移動。今では2時間余りでこの2点を繋ぎ、飛行場まで行かずに気軽に快適に
移動出来る事から人気の高い乗り物です。発着駅はパリ、ロンドンのいずれも中心部なので、
そこからの乗り継ぎがとても便利。

出発時間の少なくとも30分前に到着しておくのが鉄則!そうとは知っていても出発の朝は何かとハプニングがありがち。案の定、地下鉄が通常通り来なくって少しヒヤヒヤしたものの、猛烈ダッシュで何とか時間に間に合った。

ダッシュの図




旅の日程が決まったら早速ウエブサイトで予約、購入すれば希望の席が格安で手に入ります。
今回、一か月前に購入したチケットはロンドン~パリ、行きが79ポンド,帰りが49ポンド。
片道ずつ希望の座席を予約購入する形式。私の席は変更の出来ない格安エコノミー席を選択.
ロンドン~パリ間を約2時間半で結んでいて、昼の12:47にはパリの北駅に到着。ちなみに時差の為、フランスが1時間進んでいます。
朝,ロンドン を出発して遅めのランチはパリでめるなんて驚き!

ユーロスター発着駅、ロンドンのセントパンクラス駅は、ネオゴシック調の華麗で豪華な建物。近くには
ブリティッシュライブラリーあったりして、なかなかいい所。
とにかく地下鉄やバスとの接続が良いので、飛行機より遥かに気楽にパリに行けるのは間違いなし。





ーヴァンブーの蚤の市ー
puces de la porte de vanves




週末は早起きして朝から出かけるくらい蚤の市巡りはパリに行ったら定番のお楽しみ。まずは土曜日、
久しぶりにクリニャンクールの蚤の市へ向かったものの、広大な敷地内埋め尽くされたガラクタと
賑わう人々で、少々ぐったり。しかも以前より更に治安が悪くなっている印象を受けました。
下町モントルイユの蚤の市もそれに似た雰囲気でがっかりだったけど、気を取り直し、その翌日は
ヴァンブの蚤の市へ。明るくのどかな雰囲気の中、センスの良いストールが並んでいて、
眺め歩くだけでもウキウキしてきます。





ポートデ ヴァンブ駅(Porte de Vanvesから徒歩3分。メトロや市バスでも簡単に行けます。長い月日を
刻み込んできた貫禄と風格を漂わす一点物ばかり。一生大切にしたいモノとの一期一会を体験できるハズ。

ここでは誰もガラクタの中からの宝探しに時を忘れて夢中になります




シックでオシャレな家具も豊富にあります。素敵なインテリアを軽々と持って帰れる人達が羨ましい~






ヴァンブの蚤の市から徒歩10分、ジョルジュブラッサンス公園で行われる古本市
Parc Georges Brassens





言葉がわからなくても表紙を眺めるだけで胸が高鳴る様な可愛い絵本が沢山あって、
至福の時が過ごせる場所です。


ちなみにこの日のヒットは女の子の2人組
フェルト製で誰かのハンドメイド。











パリの本屋さん/Book Shops
パリのお楽しみは何と言っても本屋巡り!コミック本、マンガ、絵本、グラフィック本、デザイン本、写真集、アート本、旅行本等、視覚に
アピールする本が充実しているので、言葉はわからなくても欲しい本はいっぱい。おまけに各専門分野を深く掘り下げた個性的な本屋が
パリには多く、インターネットでの本探しで忘れかけていた本探しの醍醐味を再認識させてくれます。お気に入りの本屋は無数にありますが、サンジェルマンのラユンヌ(La Hune)は、沢山のアーティストブック等、ビジュアルに訴える刺激的な本が明るい店内に効果的に並び、そこで本探ししているだけで幸せを感じずにはいられません。その他、パッサージ ジェフロイ(passage jouffroy)にある本屋やセーヌ河沿いに並ぶ沢山のブキニストも見逃せないスポットです。そして気がつくとスーツケースは本で埋まってしまいます。






パリの風物詩、セーヌ河沿いに長く伸びる露店の古本屋ブキニスト、素敵な表紙に呼び止められてなかなか前に進めないのが困るけど、きままに散歩が楽しい場所。






店番しながら読書するブキ二ストのおじさん






その日、とても可愛い小さな絵本があったのですが、値段だけが可愛くなくて、、迷った挙げ句、明日になっても欲しかったら買おうとその場を去り、、夜中思い出してあ~やっぱり買おうと決意。

でもその翌日寄った書店の絵本コーナーで昨日の絵本が、ペーパーバックの小さくて薄い復刻版として売られていて、定価1.7ユーロ。その前日、ブキ二ストで見た絵本の数十分の一の値段!(その時のユーロで換算すると170円)
ブキ二ストで見かけた絵本は1953年の初版もので、重ねた月日がいい味わいになっていて、、、しかも印刷の色や紙の感じも、この復刻版の新品の本には出せない雰囲気。でも他にもいっぱい欲しい本があったので、今回は値段につられて復刻版の方を買ってしまいました。これがその復刻版の絵本です。

この絵本以外にも沢山の50年代のフランス、ヴィンテージ絵本がお手ごろな復刻版として甦っていて、今回沢山買えました。うれし!





SI J'ETAIS  (Hachette Livre 2012,1953)
(作、絵)Pierre Probst


小さな男の子がいろんな憧れの職業に自分を当てはめて想像してみるって感じの内容です。




(絵)Pierre Probst
さすがパリッ子!夢見る事もオシャレです



作者のPierre Probstってどっかで聞いた事あると思ったら、懐かしの”カロリーヌ”シリーズの作者でした。
あのバタ臭さから言って、てっきりカロリーヌはアメリカ出身と勝手に思い込んでいたら実はフランス生まれでした。
50年代に生まれた”カロリーヌ”シリーズは自国フランスのみならず、日本や世界中で愛される絵本です
今回パリのアチコチの本屋さんでこの”カロリーヌ”シリーズを見かけました。リバイバルなのかも。


パッサージ ジェフロイ(passage jouffroy)にあるヴィンテージ本屋のウインドウ
やっぱりカロリーヌは人気があるみたい

子供の頃、家に何冊か”カロリーヌ”の絵本あったけど、今、ここフランスで40年ぶりくらいで再会、







Caroline visite Paris (Hachette Livre 2012,1984)
(作、絵)Pierre Probst

カロリーヌ御一行のパリ珍道中 を描いたお話。読みながら観光気分も味わえます。
しみじみ見ると、その絵の上手さに感動!どんな場面も軽々と余裕の画力で描いていてお見事です。





(絵)Pierre Probst



(絵)Pierre Probst
















3-D OBJECTS





かなり前の話ですがピカデリーサーカスに本店のあるTheWaterstone's Piccadillyの
店内ディスプレイの為のオブジェとして使われた作品











パソコン使ってますね




おじさんの愛読新聞は,Evening Standard。
当時は有料だったけど現在では無料で配布されています。




子供、大人あわせて計12人のキャラクターを作りました





下は立体で飾れるグリーティングカードに発展させたもの






なんと2003年とある、、、月日の早さに驚きます



実際は本の合間にちょこんと地味に置かれておりました。



メルヘン街道旅行記

随分前の話ですが、グリム童話の舞台となったドイツのメルヘン街道を
旅行しました。その時のイラスト旅行記です。中学校1年生の時、
愛読していた雑誌で見た特集が余りに素敵で、ずっと行きたかった
場所でした。どこも小さくて地味で不便なところでしたが、約20年前の
雑誌に紹介されている様子と殆ど変化が無くてびっくり。

















2013年3月23日土曜日

ミルク 



(絵と文)大村えつこ
本文32ページ
新風舎2005年


新風舎のコンペに入賞して、
出版されたものです。






どこからか、腹ぺこのノラ猫が一匹、、






おいしそうなミルクをみつけて






おばあさんの部屋に入れてもらったけど
へまをしちゃって、さあ、逃げろ!





5号室、
双子のママはウトウトしちゃって、それならオイラが遊んでやろう!



結局、どの部屋でもへまばかり、捕まったら大変だ!



みんなに名前もつけてもらった事だし、
結局オイラはここにいてやるかな

90年代後半に出会った猫ちゃんを
モデルにして作った初の絵本です。















手製本ーぼくらのフラット


ぼくらのフラット・Our Lives
(作、絵)大村えつこ


全長12センチの小さな絵本
部屋が立体的に現れます

今日はいよいよ、引っ越しの日


だけどオンボロ、ここは腕の見せどころ、


好きな絵やぬいぐるみを飾ったり


一日働いたらお腹がすいた


新しくなったキッチンでつくるごはんは最高!




リフォームした部屋が現れます