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~a thin line between junks and masterpieces~

2016年6月28日火曜日

イモヅル式物語



先月、立ち寄った図書館の玄関口に設置された
リサイクルコーナーで
見つけた絵本, ”イモヅル式物語”

この本、以前から買いたいな〜って思ってた本だったので
ラ、ラ、ラッキー!

昔、なんかのインタビューで
”目をつぶって見える世界を描くタイプ”と自己分析していた
スズキコージさん。
彼の脳内にうごめく奇妙でアクの強いモノモノが
イモヅル式に登場し、好き勝手に遊ばせている間に出来たような
短編ストーリーがはみ出さんばかりの賑わいで、
一冊に収まっていて、ページをめくる手が止まりません。




イモヅル式物語
スズキコージ
(ブッキング 2005)



以下はゾウのきたゾウくんとガールフレンドの
コウモリのもりこさんの映画デートのエピソード。




















スズキコージさんの絵本は絵がとても雄弁なので
文字なくても楽しめる!
老若男女関係なしの
全世界でシェアしたい稀な絵本じゃないでしょうか?








こちらはファッションデザイナーの
針ねずみのお話。
おしゃれで強気!素敵な女性です。



見応えたっぷりなお話が合計12篇も
詰まったオムニバス絵本。





その他、キャロラインの絵本シリーズも
リサイクルされてたので
有難く頂戴しました。

帰り道は重かったけど
足取りは軽かったです。




2016年6月3日金曜日

ぽかぽかしんぶん



 周りを囲む部分のイラストレーションのみ描いてます。
梅雨と七夕がイメージです。





おひさま6・7月号(小学館 )

”おひさま”には、8ページ前後の絵本作品が
幾つか掲載されていて、短い中でのお話作りの
構成力に感心してしまいます。








こちらは
住まいるライフ5号(全労済)



梅雨の季節の災害に負けない生活に
関するページです。


現在は来月中旬締切予定の絵本のラフ作りを
やっていますが、ナカナカはかどりません、、


2016年5月8日日曜日

詩とイラストレーション


約18年前にロンドンのフリーマーケットのガラクタの山から50ペンス
(当時100円くらい)で掘り出した絵本。
M.C.グリーンさんという方が絵もカリグラフィーも担当していて、
英国で子供の為の詩をビジュアル化した初の試みとして、
当時の子供文学賞に輝いた作品でした。


Magic Lanterns
Lettered and decorated  for young childrens
The Bodley Head 1949
カリグラフィー,絵 M.C.Green(M.C.グリーン)






子供にも分りやすい単純な絵やラインで構成されています。
刷り色限定の当時の印刷技術もあいまってか、東欧の絵本のような温かくて
70年前の絵本とは信じられないくらい
モダンで新鮮な雰囲気を受けます。







詩のなかの言葉を大切にする様に、イラストレーションも
カリグラフィーも、さらに余白までも、それぞれをひき立て合っていて
眺めているだけでも心地よい刺激がもらえます。




同シリーズのこの絵本は
その10年後にオックスフォードのチャリティーショップにて購入。



Stars and Primroses
Poems for Children, chosen Lettered and Illuminated

John Lane, the Bodley Head Ltd,1945








学生の頃、国語、しかも詩の授業は苦手で教科書を落書き帳にしていた
黒歴史を思い出します、
こんな美しいイラストレーションやデザイン付きの教科書だったら
きっと授業も楽しかっただろうなあ、、

2016年5月6日金曜日

日本新薬こども文学賞



第8回日本新薬こども文学賞絵画部門にて
作品が最優秀賞になりました。


こどもたちの“ゆめ”を彩る一枚の絵がお題だったのですが、
一体何を描けば?と迷いつつ、2月の寒い頃に着手。
コンペというといつも締め切りに間に合わず、断念状態が多かった中、
これは期日前に初めて完成した珍しい作品でもあります。




”ジャングルにようこそ”

これから
物語部門の最優秀賞作品に絵を付けさせて頂き、
絵本を作っていく作業が始まりました。

お茶目で可愛らしいストーリーをどうやってビジュアル化出来るか、
現在頭をひねっております。

これまでの受賞作品は下のリンクをクリックすれば眺められます。







2016年3月27日日曜日

ブルーノ ムナーリ の自画像

ブルーノ ムナーリの絵本は何冊か持っているけど
神保町で見つけた芸術新潮2008年1月号
<特集は役に立たないブルーノムナーリ入門>には
初めて見る作品が沢山掲載されていてホクホク



芸術新潮2008年1月号(新潮社)




ブルーノ  ムナーリ(Bruno Munari 1907~1998)は
日本ではイタリアの絵本作家として有名ですが、
最後の展覧会(1995)のカタログに載っている肩書きには
発明家、芸術家、著述家、グラフィックデザイナー、工業デザイナー、建築家、
そして子どもと一緒に遊ぶ人とあるそうです。



こちらはダイカットの穴を使った仕掛け絵本


“トントンだあれ?あけてごらん”

穴からのぞく顔は鳥かな?って思ったら、、

 



ムナーリは見る人を楽しませようとする
エンターテイメント性溢れる芸術家。




誌面には多種多様な仕事ぶりが紹介されていて
どれも見応えたっぷりですが、
一番驚いたのはムナーリの自画像。


自画像(1916)についての記事です



( 拡大図)

周りの大人を説き伏せてしまうような賢さや強い意志が表情から
滲み出ている自画像はなんと9歳の時描いたもの。
その当時から自己を客観視し、表現していたとは驚異的。

もう一つ驚いたのは、風景画を描く自画像を,
その風景をバックに一枚絵に閉じ込めるという
ちょっとシュールな多層構造的、、とでも言いたくなる世界。

ムナーリの絵本といえば、透ける紙に印刷して重なったイメージから
拡がるストーリーやダイカットの穴を使って前後のシーンを
のぞかせたりといった<レイヤー効果>を使った仕掛け絵本が有名ですが、
この自画像を見ると早くもレイヤーの概念を盛り込んだ世界を描いている!


自由を愛し,独学で芸術を極めたムナーリの天才ぶりが
ヒシヒシと伝わる一枚の絵でした。


























2016年3月18日金曜日

イタリア映画 ”メリーゴーランド”


神保町にいくと古本はもちろん、古い映画のパンフレットの
宝探しについつい明け暮れてしまいます。
この映画は日本公開は74年、
小学生だった私は夏休みに
“星の王子様”を観るか、”メリーゴーランド”を
観るかで随分悩んだ記憶があります。

この時期、なぜか可愛い子供が難病におかされる、又はトラブルに巻き込まれる
<お涙頂戴モノ>と揶揄される
映画が沢山公開されました。”メリーゴーランド”のみならず
’ロリーポップ”、“別れのこだま”、”愛の微笑み”,その他諸々。



いつも何か食べているぽっちゃり女友達が
いい味だしてました。

劇中でも流れてくる”メリーゴーランド”のテーマソング
名曲です!


チェスティ君といえば
そばかすだらけの笑顔がキュートで
その後も映画やテレビで活躍したそうですが
現在はイタリアでスポーツジムを経営していると
インターネット情報で知りました。




こちらは”メリーゴーランド”の後、公開された“虹を渡る風船”。
”メリーゴーランドではリッチな家庭の坊っちゃまだったのに
こちらの映画では、アル中のお父さんにかわって
紙芝居で日銭を稼ぐ健気な少年を演じてました。





”メリーゴーランド”の下に積まれていたのがこのパンフレット。
こういうジャンルの映画の草分け的存在の
”クリスマスツリー”(68年日本公開)

これは、さすがにリアルタイムではなくて
確か日曜洋画劇場で淀川さん名解説付きで
(荻昌弘さんだったかも?)観た様な、、





映画のパンフレットって日本ならではの産物。
昔は好きな映画のモノは集めていましたが
いつのまにか手放してました。

長い月日が経ると再度コレクションしたくなります。




ぽかぽかしんぶん






”おひさま”(小学館)のぽかぽかしんぶんのフチ部分の
イラストレーション描いてます。
最近やっと暖かくなってきて
公園の桜も梅も咲き始めましたね。
短い春を楽しみたいです。




おひさま4/5月号 2016(小学館)