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~a thin line between junks and masterpieces~

2019年3月2日土曜日

ハズキルーペと『ヘンゼルとグレーテル』

視力は子供の頃からずっと良かったけれど、年齢には勝てません。
新聞など、細かい文字が読み辛い状態。
老眼ってやつです。

以前は、見ようと意識しなくても
勝手に目にものが入ってきていたので
案外、見てるようで ”何も見てない”ことに気がつきました。

見えにくくなると焦点絞って懸命に見ようとするので
以前より ”見ている”かもしれません。

”何かを失うと何か別のものを得る” 
身をもって実感。

そんな私、ハズキルーペを遅ればせながら手にしました。
かけると今までのふんわりファジーな視界が急に
クリアになってびっくり。

さて、
先日グリム童話『ヘンゼルとグレーテル』を読んでいて、
気になったことがあります。
甘いお菓子の家で誘惑され、魔女に捕まった
ヘンゼル(兄)とグレーテル(妹)。



魔女は、グレーテルを奴隷に、ヘンゼルは太らせてから食てしまおうと、
檻に入れてご馳走を与え続けたのですが、





太ってきたら、魔女に食べられると察して
拾った骨を指に見せかけ、
痩せたふりをしていた賢いヘンゼル。

これが通用したのは、魔女が極度の老眼だったから。
もし魔女がハズキルーペみたいなものをかけてたら 
すぐに見破られて、別の展開になっていたでしょう。



意外や、この魔女には似合ってたりして、、


しかしながら
世の中、便利になると、ファンタジーは
生まれにくくなるのかな。






絵本『ヘンゼルとグレーテル』は世界中で多種、
出版されていますが
お気に入りはコレです。



Grim’s Hansel and Gretel( Kaye& Ward ltd,UK 1981)
(絵)Antonella Bollinger-Savelli




注目すべきは、ご馳走を与え続けられたヘンゼルのルックスの変化!

ビフォー






アフター


とても同一人物には見えない!
短期間に一体、何を食べさせていたのか!?


優しいパパの元に帰れてハッピーエンドだけど
その後ヘンゼルは減量し、元の姿に戻れたかは
ちょっと気になるところ。








2019年2月27日水曜日

現代の千手観音


数年前、電車内で通勤時間をフルに活用している女性が
向かいに座っていました。左手で携帯持ったまま、、








朝食







身だしなみ






メイクアップ









全て、完了。












結構揺れる電車内でのメイクは
千手観音並みの神わざでした。

アッパレ








2019年2月20日水曜日

絵本の中のアーネスト ボーグナイン

その昔、古本屋で10円くらいで買った絵本、
Old Mother Hubbard and Her Dog(ハバードおばあちゃんと愛犬)は、
ボロボロの本ながら、私にとっては、宝物の様な一冊。
英国の伝承わらべ唄、マザーグースの一節を絵本にしたもので、
その内容は、純真なハバードおばあちゃんとそれをあざ笑う様な 
生意気な犬の掛け合い漫才みたいな感じ、
お話全体、韻を踏みながら進んでいきます。
今風に読めばラップの歌の様にも聞こえてくるのが可笑しい。

Old Mother Hubbard and Her Dog
Penguin Books(1960)
Paul Galdone(絵)


例えば

She went to the baker's
  To buy him some bread;
  But when she came back
  The poor dog was dead.

日本語に訳すと<韻>の部分が損なわれますが、こんな感じでしょうか、

おばあちゃんがパン屋で
パンを犬のため買った。
だけど家に帰ると
犬は哀れ、死んでいた。


そういう言葉遊びはもちろんのこと、私にとって何が見どころかといえば
おばあちゃんが愛犬を喜ばそうと、
魚屋、帽子屋、理髪店、仕立屋、果物屋、靴屋など 村中のお店を訪ねて行くところ。
スーパーやデパートがない時代、各専門店には独特の雰囲気があって
楽しいタイムスリップが出来るから。







帽子屋



仕立屋



理髪店




靴屋

いつもこのページで手が止まります
なぜかといえば
このおじさんの顔が、、



拡大図


私にはどうしてもアーネスト ボーグナインにしか見えないから



こんな本もありました。
TheTwo Old Bachelors(年取った2人の独身貴族 ) 
he Bodley Head(1975)
Edward Lear(話)

Paul Galdone(絵)






 拡大図


またしてもボーグナイン的なおじさま二人組の珍道中の絵本。 
ガルドンさんはボーグナインのファンだったのかもしれません。


そんなこんなで、懐かしさの余り『ポセイドンアドベンチャー』の
DVDを引っ張り出し
アーネスト ボーグナインに浸った今日この頃です。



『ポセイドンアドベンチャー』映画パンフレットから〜



70代映画、万歳!



2019年1月28日月曜日

映画『ペーパームーン』Paper Moon

子供の頃、突然 映画が好きになり、
映画雑誌 ”スクリーン”を熟読していた時期がありました。

その当時、ティーンだったジョデイ・フォスターとテイタム・オニールが
人気を二分していて、常に巻頭ページを飾っていたのを記憶してます。

知的でミステリアスな雰囲気の J・フォスターとは対照的で
屈託なく、こまっしゃくれな感じの T・オニールは、
『頑張れ ベアーズ』、『リトルダーリング』などなど
主演映画は次々公開され、そのたび、劇場まで足を運んだものの
彼女のデビュー作、かつ代表作の『ペーパームーン』は
日本公開は1974年だった為、観る機会を逃したまま、、

2019年は、特に思い入れのある70年代映画を
沢山みようと思い、
やっとDVDを手に入れることに。



出演:ライアン・オニール、テイタム・オニール
1973年 アメリカ


映画好きなら,誰しも知っている名作なので
今更、あらすじを語る必要もないけれど
『ウィキペディア(Wikipedia)』にあるストーリー、
以下に貼っておきます


1935年の大恐慌期のアメリカ中西部。
聖書を売り付けては人を騙して小金を稼ぐ詐欺師のモーゼが、交通事故で亡くなった恋人の娘アディと出会う。アディをミズーリ州に住む伯母の家まで連れて行くよう頼まれたモーゼは、事故の慰謝料200ドルをせしめた上でアディを列車に乗せようとするが、アディはその金が自分のものだと主張。モーゼは嫌々ながらもアディを車で送り届けることになった。アディはモーゼが自分の父親なのではないかと尋ねるが、モーゼは否定する。
アディは大人顔負けに頭の回転が速く、モーゼの相棒として次々と詐欺を成功させながら旅を続ける。しかし、モーゼの前にダンサーだという白人の女トリクシーが現れ、旅に同行するようになった。車の後部座席に追いやられ、稼いだ金を浪費されたアディは、トリクシーの付き人の少女イモジンの協力のもと、モーゼとトリクシーを破局させることに成功する。
トリクシー達と同行していた間に所持金が少なくなっていたモーゼとアディは、偶然見つけた酒の密売人相手に詐欺を仕掛けることにした。ところが密売人と結託していた保安官に捕まってしまう。逃走に成功し、オンボロのトラックでミズーリに入った二人だったが、街で詐欺を働こうとしたところで追ってきた保安官に見つかり、所持金をほとんど奪われる。モーゼはアディを伯母の家へと連れて行った。最後にアディはモーゼに自分の父親ではないかと再び尋ねるが、モーゼは否定し、その場を去る。伯母はアディを温かく迎え入れる。
モーゼが坂道でトラックを止めて一服していると、アディが荷物を提げて駆けてきた。モーゼは同行を拒否するが、アディはまだ200ドルの貸しがあると主張する。そのとき無人のトラックが勝手に坂道を進み始めた。ため息をついたモーゼは、アディの荷物を持ち、アディを促して走り出す。二人が乗り込み、小さくなっていくトラックを映して物語は終わる。

ー『ウィキペディア(Wikipedia)』より






ストーリーは、複雑なことは排除されて、いたってシンプル。

必要最小限の要素を吟味して、いかに効果的に見せていくか

こだわっているのが伝わってきます。



映画の冒頭、粋なデザインなクレジットロールと共に流れてくる
30年代の名曲、
「イッツ・オンリー・ペーパー・ムーン」の音色が最高で
映画みてない時も頭の中で
ぐるぐるかかってしまうくらい。

歌詞にある 
♬たとえ紙で作ったのお月さまでも私を信じていれば、本物になる は、
これから始まるお話を象徴するかのようです。

30年代のジャズが流れるこのセピア調モノクロ映画は
<今>を常にアップロードして、あくせく生きている現代人に、
好きな時代やスタイル、生き方を遡って、取り入れていくのも
いいんじゃない?っと別の選択肢を示してくれているみたい、、
ありがたや〜






交通事故で母親を亡くした9歳の孤児アディ(テイタム・オニール)を
うっかり埋葬式に参加したため、遠く離れた伯母さんの家まで
送る羽目になった詐欺師の男モーゼ(ライアン・オニール)





転んでもただでは起きない性分のモーゼは早速アディを利用し
交通事故を起こした家族から 大金をせしめるが、
さらにそのウワテをいくアディは、本当のパパじゃないなら
お金を返せを要求。

ここから二人の珍道中は始まる
















夜の移動遊園地シーンではちょっとお洒落して綿アメ舐める
無邪気な一面ものぞかせます。


日本では遊園地といえば、常設されるのが殆どだけど
海外では、場所から場所へと移動していく移動遊園地がよくあります。
華やかな期間が過ぎると、全て撤去されてる儚さは、
全てはマボロシではなかったかと目をこすってしまう程。




アディは、一緒に、お月様をバックに記念写真を撮ろうと
モーゼにお願いするけど夢叶わず、、



なぜなら、その晩、モーゼは、セクシーな見世物小屋の
トリクシーのダンスに夢中になっていたから。
その見世物小屋の看板に
HAREM SLAVE (ハーレムの奴隷!? )と書かれてたり、
随所にユーモアがみられます






お金を積めばノーと言わないグラマラスな尻軽女、トリクシーと、
お付きの少女が途中から同行することになりますが、、








ワカメちゃんカットに、帽子がお似合い。
この帽子、意外に複雑な仕組みになっていて、
思わぬカタチで活躍することに。







最後はカバン抱えて戻って来るアディちゃん。

この名演技で史上最も若いアカデミー助演女優賞に輝いた事は有名な話ですが、
パパのライアンも純愛映画『ある愛の詩』の裕福な青年とは真逆の役を、
イキイキ演じていて、かなりの芸達者!




苦境も、決してセンチメンタルではなく、
ドライでユーモラスに変換している
まさに魔法のような映画です。








2019年1月1日火曜日

a happy new year2019!










明けましておめでとうございます
待望の新年、始まりました。
まだ真っ白けの2019年というキャンバスに
どんな夢を描いて実現していくかは、自分次第。

いい1年になりますように!





2018年12月1日土曜日

2018最後のピース

師走に突入です。

本日12/1は、気温は十一月上旬並みとマイルドな感じ。
こんな陽気が一日でも続くこと、祈ります。

さて、本年も最後のひと月となりました。






強烈な暑さと寒さへの不満ばかりで
四季を通じて日々への感謝の気持ちも忘れがち。
反省、、






今年最後の1ピース。
大切に噛み締めていきたいです。




2018年11月17日土曜日

初冬のご挨拶


ごきげんよう!









最近めっきり寒くなってきました。






くれぐれもご自愛くださいね、








それでは失礼させていただきます。





冬の初め、よく行った公園で見かけた可愛いおじさま。
まるでコートが大きな貝、帽子がフタのような佇まいで目に焼きついた。