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~a thin line between junks and masterpieces~

2013年5月16日木曜日

リトルエンジェルシアター Little Angel Theatre







ロンドンの中でも、オシャレなエリアとして知られるエンジェル。そこから程近い住宅街の
一角にポツンとあるのがパペットの劇場、リトルエンジェルシアター。
1961年、パペット作りで知られるジョン ライト氏が設立したシアターで、
劇場としてだけではなく パペット作りの教室や
ショップも開催しているので 多くの
人が集まる場所になっています。


パペッティアー(パペットを操る人)は単にパペットに動きを与える
黒子的存在だけでなく、台詞を語り、歌い、踊るパフォーマーでもあるので
観客はまるで ミュージカルを見ている様な気分が味わえます。



パペットや人形劇と言うと、チェコやドイツのものが有名ですが、
このリトルエンジェルシアターのパペット達もその可愛らしさやクオリティーの
高さでは負けていません。というのも、チェコ出身の有名な作家もここに所属しているそうで、
東欧の影響も受けたイギリスのパペットの世界が 存分に楽しめます。客席100シートの小さな
スペースが功を成し、仕掛け、演出、音響も迫力ある内容に感じられます。後部席に
座ると劇を見ている子供の反応も一緒に楽しめ、より微笑ましい雰囲気が味わえます。
登場するパペット一つ一つが 一癖二癖ありそうなユニークで姿をしています。



                   "alice in wonderland"         ©  little angel theatre



以前に、劇団の創立50年周年を記念して行なわれた
“不思議の国のアリス”を観ました。舞台監督、演出そしてパペット作りもする
ピーターオルーク氏による人形は、上から糸で吊るす従来の作り以外にも日本の文楽式、
手袋人形、影絵等、様々なテクニックを取り合わせていて興味深いものでした。







劇場のドアを開けると上演作品のハイライトが展示された小さなロビーになっていて、
そこには上演を待つ子供達がいっぱい。いよいよ会場のドアが開くと、
彼らは一目散に前方部に着席。ロンドンのウエストエンドでの観劇とは
ひと味違うアットホームでほのぼのした体験が 堪能出来ます。








劇場の建物の窓からは製作中のパペットが
覗き見られ、興味をそそられます。






最近の上演作品“dogsdon't do ballet"をyoutubeで見つけました

Dogs Don't Do Ballet








住所:14 Dagmar Passage, London N1 2DN, U.K


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