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~a thin line between junks and masterpieces~

2013年5月12日日曜日

Pelham Puppets(ペラムパペッツ)




元建築家で人形好きなロバート ペラム氏が(Robert Pelham)が
趣味で作っていたマリオネット人形が評判を呼び、
1948年に設立したのがペラムパペッツ。
50年代から70年代が黄金期で当時の子供達を夢中に
していた模様。残念ながら90年代に生産は
終了してしまいましたが今ではイギリスのみならず、
世界中から沢山のコレクターがいるという
英国ヴィンテージアイテム。


人気絶頂期にはペラムクラブというパペットの
ファンクラブが誕生し、パペッティア(人形使い師)を
夢見る子供が急増する程。

マリオネット人形というと、チェコやドイツの物が有名ですが、
独自の単純な仕組みで作られたペラムパペッツは
子供にも扱いやすいパペットとして定着しました。
球形のアクのあるテカリ顔(ニスで塗られている為)は
好き嫌いがはっきり分かれそうだけど,
好きな人にはたまらないテイスト。
各時代毎に人形の表情やスタイルが微妙に違っています。
凄く可愛いものから、ちょっと引いてしまう様な物まで、
千差万別。童話のキャラクターから選んだ様な
王様、王女様、赤ずきんちゃん,3匹の子豚など
いろんな種類のパペッツがあります。




その昔、ノッテンヒルゲートにある小さなマリオネット
専門店の店頭で、電気仕掛けで陽気に踊る
ペラムパペッツ達の姿がありました。そこを通ったら
必ず足が止まってしまうくらい可愛かった、、


youtubeでそれに似た映像を見つけました
















ドンキー



これは70年代後半の物、足に部分が
プラスチックになっています。カラフルで
オシャレな衣装に身を包んでます



ヘンゼルとグレーテルから〜
グレーテルちゃんは
結構色っぽくて可愛い
着ている洋服もオシャレで今風。


お兄ちゃんのヘンゼル




こわい魔女。
口がパクパク動く仕掛け



可憐な金髪のお嬢さん

イギリスのカーブートセールや骨董市等で時折、見かけますが、
中には糸がグルグルに体に巻き付いて身動き取れないような可哀想な
人形もあります。
マリオネット人形って絡まりやすい所がちょっと厄介、


ロンドンにあるV&A Childhood Museum のパペッツコーナーにも
可愛いペラムパペッツが展示されています。
イギリスのコレクタブルおもちゃを語る時、
絶対外せないアイテムの一つです。




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